子供たちの夢を育む
-教育の力で公平・
健全な未来を-
Child’s Dreamとは
メコン地域の国々(カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ)は、1990年代後半に計画経済から市場経済へ移行し、急速な経済発展を遂げています。しかし、その一方で都市と地方の格差が拡大し、経済的不平等や内戦、政情不安などが絡み合い、深刻な人道危機が続いています。
これらの地域に住む、特に立場の弱い子供たちへ教育と医療を組み合わせた支援を行う非営利の慈善団体です。スイスで長年銀行に勤務した創設者二人が、2003年から活動を続けており、支援を受けた子供たちの数は130万人を超えています。
また、支援者の方からお預かりした寄付金は約95%が実際に子供たちに何らかの形で届けられています。毎年発行される年次レポートにおいて、集まった寄付金がどのように、どれだけ使用されたかが明確に示されています。
設立者について
スイスの大手銀行で19年勤務
MARC THOMAS JENNI
マネージング・ディレクター
オペレーションズ
- 共同設立者
私がChild‘s Dreamの共同設立者になろうと思った動機は、長年アジアで働き、生活し、旅行した経験からきています。香港とシンガポールでプライベート・バンカーとして働いていたころ、私は社会から疎外された人々を支援するということに強い関心を持ち始めました。仕事柄、私は多くの裕福で刺激的な人々と知り合う機会がありました。彼らは恵まれない人々を本当に大切に思っており、金銭的な支援をしたり、さまざまなチャリティプロジェクトに直接携わったりしていました。私は、そんな彼らに強い憧れを抱いていましたが、自分がチャリティ団体においてフルタイムで活動したり、自分で財団を立ち上げたりすることができるとは、思ってもみませんでした。
2003年の夏、しばらく休暇を得るために、私は銀行を退職しました。そしてチェンマイのダニエルと合流しました。そして、そこで彼が、自分たちでチャリティ財団を設立するというアイデアを思い付いたのです。初めはとても困惑しました。「どうやって?なぜ?いつ?資金はどうする?誰が私たちを信じてくれる?チャリティ分野の知識なんかない!私たちはただの銀行員でしかない!」そういったやりとりが続きました。しかし改めて考え直してみると、最初の困惑が興奮に変わっていくのを感じたのです。そうして、私たち自身の慈善団体が誕生しました。それがChild‘s Dreamです。人生とは、自分の思い通りにいかないものです。私はずっと前に、金融業界から離れることを心に決めていました。この決断を後悔したことは、一度もありません。金融業界では毎日の生活と仕事を心から楽しんでいましたが、心が満たされるには何かが不足していたのだと、やっとわかりました。Child‘s Dreamの運営、指導、成長を通して人々を助けることで、その不足していたものが満たされていくことを日々実感しています。そしてまた、この活動は社会に恩返しをする絶好の機会であり、これまで恵まれた生活を送ってこられたことに対して、この活動を通じて感謝を伝えられればと考えています。
スイスの大手銀行で10年勤務
DANIEL MARCO SIEGFRIED
マネージング・ディレクター
プログラマー
- 共同設立者
私は、幼い頃から、すでに正義感や自分より恵まれない人々を助けたいという気持ちが芽生えていました。そして当時、学校では、「仲間外れ」を守り、擁護しようと決意していました。仲間外れとは、流行に従わず、普通の子どもたちとは見た目や行動が少し異なる友人たちのことです。中には家庭環境が良くない子どもや、外国籍の子どももおり、全員が学校の内外でいじめられていました。数年後、アジアで5年間駐在員として過ごし、東南アジアの多くの国々を広範囲で旅行する機会を得た後、社会から何らかの理由で恩恵を受けられない「仲間外れ」の人々のグループに出会いました。その中でも特に、子どもたちが最も助けを必要としているように思えたのです。
その時、「助けたい」という気持ちが再び湧き上がってきました。最初は通常の仕事とは別に、チャリティプロジェクトに参加しようとしました。チャリティ団体のウェブサイトを閲覧することから始め、その後さまざまなプロジェクトやそれを運営する人々を訪ねました。これらの訪問は私にとっては非常に印象的なものでした。その結果、銀行員としての仕事に情熱を見出すことが難しくなりました。UBSのバンカーとして、チューリッヒ、香港、ソウル、シンガポールで9年間勤務した後、困っている人々を助けるために退職することを決意しました。銀行員時代に学んだことは、本当に価値あるものだと感じており、また、その期間に築いた友情を大切にしています。結局のところ、銀行員として働いていた経験が、慈善団体を運営して、人々をフルタイムで助けるという私の夢を実現するための基盤となったのです。
マリモグループが
Child’s Dreamを
支援する理由
マリモグループは、かねてより、私たち企業人は儲かるか儲からないかという尺度を超えて、もっと社会課題に対して自発的に取り組むべきではないのか、と考えてきました。そして、グループパーパスとして「ヒューマニティとビジネスの力で社会の課題を解決し、人々の豊かな暮らしを創造し続ける」を掲げ、2030年をめどに、ビジネスと、社会課題の解決を目的とするソーシャルビジネスの割合を50対50にする「ソーシャルビジネスカンパニー」となることをめざして、事業を展開しています。
当社グループとChild’s Dreamの出会いは、2014年まで遡ります。創設者であるMarc氏とDaniel氏の「子どもたちを助けたい」という純粋な思いと、その人格者としての素晴らしさに共感し、私たちは寄付を開始しました。それ以来、約10年間で4校の小学校や中学校の校舎建設のために寄付を行い、開校式にも日本から参加してきました。
このたび、「グループで定期的に寄付するだけでなく、より多くの方にChild’s Dreamの素晴らしい活動を知っていただくことで、同団体への支援を増やしていきたい」との思いから、マリモグループはChild’s Dreamの日本における公式パートナーになりました。一人でも多くの子どもたちに支援が届けられるように、微力ながら日本での活動を誠心誠意サポートします。
マリモホールディングスとは
「利他と感謝」を経営理念とし、世の中に対して社会貢献を行うソーシャルビジネスカンパニーを目指し、「不動産」×「ソーシャル」という一見相反する事業の両輪をバランスよく運営しながら、多様性に富んだ組織づくりを推進しています。長期的な視野で多様な価値観と事業を共存させ、持続的に社会に貢献し続ける会社です。
私たちは何故メコン地域で
活動するのか?
- 貧困
- 経済格差と極端な貧富の差
- 他民族や先住民に対する理解の欠如
- 政治の腐敗と適切なガバナンスの欠如
- 経済失策
- 内戦と政情不安
私たちができること
サポートを行うため、計画立案、提案導入、提携を行います。
一緒に活動しませんか?
サポート方法は色々ございますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。